当センターは、平成１６年６月に設立されて以来、平成２１年１２月「公益社団法人」認定、平成２２年１２月「犯罪被害者等早期援助団体」に指定され、被害者にいち早く情報を提供できるような機能的拡大を図って参りました。
　設立が都道府県の中で３７番目であり、遅い設立でしたが、その後は、センターの実績が周囲から評価されるにしたがって、着実に被害者支援団体としての地位が築けるようになったことは、誠に喜ばしい限りです。
　設立準備段階から、精神科医、臨床心理士、弁護士が関与しているのは、被害者支援には、医療的、精神的、法的支援が必要不可欠だからです。
　平成１２年当時、犯罪被害者の地位は全く確立されておらず、二次被害に苦しめられているなか、それを是正しようという国際的潮流が巻き起こり、平成１６年１２月には、犯罪被害者等基本法が制定されて、犯罪被害者の地位が確立され、世間にも認知されるようになり、法制度の整備（刑事手続参加、損害賠償命令、少年審判傍聴等）も進みました。
平成２７年１０月には、岐阜県の委託事業として、「ぎふ性暴力被害者支援センター」も開設し、性暴力被害者支援もさらに充実させました。
　最後になりましたが、会員の皆さまから会費をいただくことによって当センターが運営できていることに感謝を申し上げるとともに、今後も当センターの運営にもより一層のご配慮をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。